簡単なライントレースをスムースに行う

積分制御考え方

ラインセンサーは2つ用いることにします。それぞれ、黒いラインを挟んで設置されていることとします。
PD制御ではそれなりに追従していきますが、応答を速くするように設定すると、それに敏感すぎてぎこちない動作になります。そこで、今までの動作の積分値を用いて少し慣らす項を追加します。この項を積分制御と言います。
これを数式にしてみると、次のようになります。

回転量 = 積分ゲイン*回転量の積分値

となり、具体的には、以下のような式になります。

回転量 = 比例ゲイン×(センサ値 - 黒値) / (白値 - 黒値)+ 微分ゲイン×(センサ値 - ひとつ前のセンサ値)+積分ゲイン*回転量の積分値

となります。

課題
  1. 上記の式に応じた比例制御+微分制御+積分制御(PID制御)プログラムを作りなさい。
  2. ロボットが一番早くコースを周回できるようにスピード、比例ゲイン、微分ゲイン、積分ゲインを設定しなさい。
  3. 一番早かったときのラップタイムを記録しなさい。