ソフトウェアのインストール

インストールの場所は勝手に移動させないでください。
以下の3つをインストールします。
  1. USB-RS232C変換ドライバー(8.1まで)  最新版
  2. フラッシュ開発ツールキット
  3. 統合開発環境
  4. このファイルをダウンロードして解凍しC:¥WorkSpaceフォルダの中にLEDフォルダを入れます。

LEDの点滅プログラム

LEDフォルダの中は

のようにフォルダ及びファイルがあります。
この中の、LED.hwsをダブルクリックします。
すると、



というのが出てくるかもしれません。これは、元の場所からこのフォルダが移動されたことの警告です。
移動してもってきたので当たり前なので、「はい」をクリックします。これからも出てくるのが邪魔な場合は、 「今後表示しない」をチェックします。

  • プロジェクトの移動の練習


  •  この説明は後の方が良いかも知れませんが、これが出来なくて一人で悩んでいる人がいるためです。
    ウィンドウが開いたら左側のLED_Bが太文字になっていると思います。これはLED_Bのプロジェクトが選択されている状態なので、これをLED_Aに変更します。
    これには、プロジェクト→アクティブプロジェクトに設定→LED_Aをクリックします。

    LED_AにしたりLED_Bにしたり、移動の練習をしておきましょう。次は、LED_Aを用いるので最終的にはLED_Aにしてください。



    LED_Aのプロジェクトの中のLED_A.cというファイルが、実際のメインプログラムですクリックすると右側に内容が表示されます。以下のような内容です。

    LEDを点滅させるプログラム
    #ifdef __cplusplus
    extern "C" {
    void abort(void);
    #endif
    void main(void);
    #ifdef __cplusplus
    }
    #endif
    
    /*インクルード***********************************************************/
    #include "vs-wrc003.h"
    
    /*マクロ***********************************************************/
    
    /*グローバル変数***********************************************************/
    
    /*メイン関数***********************************************************/
    void main(void)
    {
    	//制御周期の設定[単位:Hz 範囲:30.0~]
    	const BYTE MainCycle = 60;
    	
    	Init((BYTE)MainCycle);		//CPUの初期設定
    		
    	//ループ
    	while(1){
    		LED(1);		//緑のLED点灯
    		Wait(1000);	//1000msec待つ
    		LED(2);		//オレンジのLED点灯
    		Wait(1000);	//1000msec待つ
    	}
    }
    
    
    #ifdef __cplusplus
    void abort(void)
    {
    	
    }
    #endif
    
     1 C++のプログラムだったら
     2 
     3 
     4 Cのプログラムだったら
     5 
     6 
     7 
     8 
     9 
    10 
    11 ロボットを動かすための設定ファイル
    12 
    13 
    14 
    15 
    16 
    17 
    18 
    19 
    20 
    21 
    22 
    23 
    24 
    25 
    26 永久ループ
    27 
    28 
    29 
    30 
    31 
    32 
    33 
    34 
    35 C++のプログラムの場合
    


    これをビルド(コンパイル+リンク+形式変換)させるには下のように、ビルドのアイコンをクリックします。



    正常にエラーが無ければ、下のウィンドウに次のように表示されます。



    ビルドされた結果は、ターゲットのCPUに転送されるための形式に変換されています。このファイルは、C:¥WorkSpace¥LED¥LED_A¥Debug¥LWD_A.motというファイルです。motという拡張子はモトローラという会社が作った形式なのでこうなっています。



    次に、ターゲットのCPUボードにこのファイルを送ります。これを転送するにはFDT(Flash Development Toolkit)を用います。これを利用するには最初に使用するCPUの情報などを初期設定する必要があります。

    その前に、パソコンとターゲットCPUボードの通信が出来るように設定します。そのために、 ターゲットCPUボードをUSBケーブルで繋ぎ、電源を入れます。上記で正常にUSB-RS232C変換ドライバーがインストールされていれば、コンピューター→右クリック→プロパティでウィンドウが開きます。



    次に、左上の「デバイスマネージャ」をクリックします。



    ポートの三角のところをクリックして開き、Sillicon Labs CP210x USB to UART Bridgeのところを探します。下の画像では(COM3)となっていますが、パソコンの使用状況によってこの数字が変わります。この数字をメモ(ここではCOM3)してください。



    fdtを走らせる
    スタートメニューからRenesasを開き、Flash Development Toolkitを開き、Flash Development ToolkitのBasicを走らせます。

    フィルタのところに36064を入れます。すると選択肢が出てくるので、H8/36064Fをクリックで選択し、「次へ」をクリックします。



    次に、CPUボードと通信するポートが問われます。これは先ほどメモしたものを選びます。ここではCOM3を選んでいます。選択が終わったら「次へ」をクリックします。



    次は、CPUのクロックの設定になります。入力クロックのところに「14.7456」を入れ、「次へ」をクリックします。



    「次へ」をクリックします。



    「完了」をクリックします。



    転送するファイルを指定します。「User/Data Area」にチェックを入れ、右側の三角をクリックし「参照」をクリックします。



    上記で調べたC:¥WorkSpace¥LED¥LED_A¥Debug¥LWD_A.motを選択し開くをクリックします。



    CPUボードの電源が入っていたらスイッチを切り、電源スイッチの横の押しボタンを押しながら電源を入れます。
    パソコンのほうで「ポコン」と音がしたらボタンを離します。この音はパソコン側がCPUボードを認識した音です。
    この状態で、スタートボタンを押します。



    転送が正常に始まれば、以下のようになります。



    転送が終了したら「デバイスとの切断」をクリックする。



    転送されたプログラムの実行は、一度電源を切り、再度電源を入れます。すると、緑のLEDとオレンジのLEDが1秒ごとに交互に点滅します。
    課題 LED_B
    プロジェクト→アクティブプロジェクトに設定→LED_Bをクリックし、ビルドし、同様にプログラムを転送し実行しなさい。