SHADebitDemo の実例

SHADebitDemoを始めると、まず最初に(様々な設定オプションに依存しますが)次の初期化
メッセージが表示されます。


   Coprocessor adapter loaded, adapter: TINIExternalAdapter port: serial1
   Looking for coprocessor: b20000000013fb18
   Loading coprocessor file: COPR.0 from device: b20000000013fb18
   COPR: B20000000013FB18, provider: Maxim/DalSemi, version: 1

これはシステムcoprocessorがシリアルポートのserial1で設定されたことを説明しています。
同様にcoprocessorのハードウェアコード値は「Looking for coprocessor: xxxxxxxxxxxx」
というメッセージで示されます。coprocessorが見つかった後、確認メッセージが表示されます。

書き込み認可coprocessorは同様にserial1であるが、そのハードコード値は他のcoprocessorを示しています。

ユーザーポートはPCのパラレルポートである。同様に示されているメッセージはアダプターは 
DS1963S (ファミリーコード0x18)とDS1961S (ファミリーコード0x33)の両方を受け付けるように
設定されていることを示しています。

   **********************************************************
      Beginning The Main Application Loop (Search & Debit)
              Press Enter to Exit Application
   **********************************************************


このメッセージが出た後、アプリケーションはユーザーアダプターバスに新しいiButtonsが
挿入されるのを待つため、無限ループになります(勿論、キーが押されるまでの無限です)。
ユーザーポートにDS1963Sが挿入されると次のようなメッセージが表示されます。

   USER: AE00000002657B18, service: DLSM.102, acctPageNum: 8
         Debit Amount: $00.50
   User's new balance: $99.50
   Total time: 310
   Executing transaction took: 60
   Verifying data took: 40
   Verifying user took: 150
   Loading user data took: 40
   Finding user took: 20


最初の行はユーザーオブジェクトのtoString()で、そのアドレスとアカウント番号が
格納されているページ番号を示しています。次の行はユーザーのアカウント残高から
差し引かれる金額を示し、差し引かれた後の新しい残高が次の行にきます。
次の6行は取引が完了するまでの各々の時間を示しています(ミリ秒で)。
ユーザーポートにDS1961Sが挿入されると次のようなメッセージが表示されます。

   USER: F3000000003BEC33, service: DLSM.102, acctPageNum: 1
         Debit Amount: $00.50
   User's new balance: $99.50
   Total time: 470
   Executing transaction took: 230
   Verifying data took: 0
   Verifying user took: 140
   Loading user data took: 50
   Finding user took: 50