7. iButtonを用いて情報を送る

ここで用いるiButtonは一番単純なID onlyのものです。このiButtonの拡張シリコンシリアルナンバーは全くユニークなID を提供する低価格の電子登録番号です。このID は、最小限の電子インタフェース(通常は、マイクロコントローラのポートピン1 本)で設定することができます。DS1990Aは出荷時にレーザで書き込まれた64ビットROMから構成されおり、そこにはユニークな48ビットシリアル番号、8ビットCRC、及び8ビットファミリコード(01h)が含まれています。データは1-Wire プロトコルを通じて連続転送されます。 デバイスの読込み/書込み用の電源はデータライン自体から供給され、外部電源は不要です。 単一データラインでの多数デバイスの共存を実現する追加分岐機能を提供しています。

 ここでは、このiButtonを検出し、その情報をサーバーに送り何かアクションを起こさせます。

iButtonを認識するクライアントでサーバーにアクセスする

情報クライアント

上の実験はエコーポートを用い簡易的に作りましたが、今度は本格的に、HTTPプロトコルを用いたサーバーにします。
webサーバー

HTTPクライアント

Webクライアント

問題7-4

このサーバーは普通のブラウザからコマンドが行きます。これをTINIのクライアントプログラムからコマンドを送りなさい。つまりクライアントのプログラムを作り、TINIで実行しなさい。

問題7-5

エコーポートで行ったのと同じようにiButtonでon/off情報を送り、動作するようにプログラムしなさい。(server/client共)

これが出来たら、TINIのCPU上にあるLEDを点滅させて動作を確認しなさい。
問題7-6

サーバー側を接続されたらば、温度情報を付加するように変更しなさい。