DHCPサーバーを用いるけれども、アドレスを固定にする方法

/etc/dhcpcd.conf を修正します。
 このファイルを修正するのですが、いじり壊すといけないので以下のようにバックアップを作っておきましょう。
sudo cp /etc/dhcpcd.conf /etc/dhcpcd.conf.org

Text Editorを用いても良いのですが、そのままではファイルの権限の問題で修正はできません。そこでこのような場合にはターミナル上でnanoエディタを使って修正します。
 以下で詳しく説明しますが、ターミナルを表示させるには上部の黒いターミナルアイコンをクリックします。するとコマンドを入力するウィンドウが開きますので、

sudo nano [エディットするファイルパス名]

ファイルを修正します。
sudo nano /etc/dhcpcd.conf

次の4行を自分の利用するアドレスに変更して、一番最後に追加します。
interface eth0
static ip_address=192.168.11.8/24
static routers=192.168.11.1
static domain_name_servers=192.168.11.1
再起動させる
sudo shutdown -r now

ifconfigで正しく設定されているか確認する。

ネットでDHCPを用いないようにする

ネット用の設定ファイルを修正する

/etc/network/interfaces
のファイルを修正します。
 このファイルを修正するのですが、いじり壊すといけないので以下のようにバックアップを作っておきましょう。
sudo cp /etc/network/interfaces /etc/network/interfaces.org ファイルを修正します。
sudo nano /etc/network/interfaces

のように行います。
すると次のように表示されるかもしれません。行の先頭の#はコメントなのでほとんどはコメントです。


これを次のように修正してください
interfaces設定ファイルの編集
sudo nano /etc/network/interfaces

(・・・省略・・・)
auto eth0
allow-hotplug eth0
iface eth0 inet manual
iface eth0 inet static
address 192.168.1.113
netmask 255.255.255.0
gateway 192.168.1.1

(・・・省略・・・)

のように編集します。

編集し終えたら、
Ctrl + O
で上書き保存し、
Ctrl + X
で nano を終了します

sudo /etc/init.d/networking reload

ping 192.168.1.113
 1 
 2 nanoエディタで修正をする
 3 sudoはsuper user権限でコマンド実行の意味
 4  
 5 Ethernet(LAN)の設定
 6 ケーブルを繋げたら有効にする
 7 DHCPを使わずにIPアドレスを決める
 8 固定アドレスにする
 9 IPアドレスの設定(自分の環境にあわせる)
10 ネットマスク
11 ルーターのアドレス
12 
13 
14 
15 
16 
17 
18 nano エディタの場合
19 他を用いている時にはそれなりに
20 
21 
22 
23 書き換えた設定を有効にする
24 
25 パソコンなど他からpingコマンドを用いて
26 接続を確認する。
27 
それには、→アクセサリ→Text Editor
でテキストエディターを起動します。
interface eth0
static ip_address=192.168.0.100/24
static routers=192.168.0.1
static domain_name_servers=192.168.0.1

無線LANで直接通信させる

 アドホックモードというものを用います。

ラズパイ側設定

/etc/network/interfaces を編集します
ここでは、無線LAN側のIPアドレスを192.168.12.100としました。
複数の人が同時に用いるときには、個人個人で異なる番号にしてください。
essidはRaspiとしましたが、同様に複数の場合は自分の名前などを設定してください。これは、パソコン側での設定でも同じですので、ここにある文字列をそのまま用いても駄目です。そのラズパイ、パソコンの対で変えなければいけません。

auto wlan0
iface wlan0 inet static
address 192.168.12.100
netmask 255.255.255.0
wireless-channel 1
wireless-mode ad-hoc
wireless-essid Raspi
設定を反映させる
sudo /etc/init.d/networking restart

IPが正常に設定されているか確認する。
ip addr

正常でなければどこかが間違っているので、確認する。

パソコン側設定

 パソコンのUSBには無線LANのアダプターを挿入しておきます。
ここでは、これを用いました。
設定は、ちょっと手抜きですが、大体同じなのでこちらの方を参照してください。
ここでは、パソコン側の無線LANのIPアドレスは192.168.12.110とします。
 これでこのまま繋がれば良いのですが、そう簡単には行きませんでした。


次のテキストをIBSS.batとしてファイルに作ってください。上記で設定した相手に繋げる設定だと思ってください。
 ここでは、C:\prog\C#\rasというフォルダに入れるという設定です。ここでなければいけないという理由はありません。コマンドプロンプトで行きやすいところが良いでしょう。
IBSS.bat
netsh wlan set profileparameter name="Raspi" connectiontype=IBSS

 同様に、次のテキストをconnect.batとしてファイルに作ってください。これで接続すると思ってください。essidも変えるのを忘れないこと。

connect.bat
netsh wlan connect name="Raspi"


 コマンドプロンプトにて、上記のバッチファイルを順に実行します。
各々、「正常」という言葉がなければ今までの設定のどこかがおかしいので、確認します。
ラズパイ側で、
ping 192.168.12.110

というコマンドを投入すると、接続されているかが分かります。

windows側で確認してみると、

となっており、接続確認ができます。ここで、VNC viewerを用いてラズパイに接続すると快適な環境になります。

 後は、電池が長持ちすれば良いだけかもしれません。電池を長持ちさせるには、モーターを動かすときだけ、モーターのスイッチを入れることでしょう。プログラムをしている時などにモーターのスイッチをオンにしておくとあっという間に電池がなくなります。