C#の開発環境Xamarin

Linuxをアップデートする

　色々なものをインストールする前にはLinuxのアップデートをしておいた方が無難です。

sudo apt-get update

　出来れば、アップグレードもしておくと良いでしょう。
sudo apt-get upgrade

コンパイラをインストールするインストールスクリプトを作る

手動でコマンドを投入してもいいですが、画面とにらめっこになるのでスクリプトを作って自動でインストールするのがお勧めです。
以下の内容をinstCsとしてホームディレクトリに保存してください。


instCs
sudo apt install apt-transport-https dirmngr
sudo apt-key adv --keyserver hkp://keyserver.ubuntu.com:80 --recv-keys 3FA7E0328081BFF6A14DA29AA6A19B38D3D831EF
echo "deb https://download.mono-project.com/repo/debian stable-raspbianstretch main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/mono-official-stable.list
sudo apt-get update; sudo apt-get upgrade -y
sudo apt-get install mono-complete
sudo apt update


これは単なるテキストファイルなので、実行できません。これを実行するには、chmodコマンドを用いて実行権限を付与します。

chmod +x instCs

実行するには以下の様に行います。

./instCs

./はこのディレクトリの中のという意味になります。また、これからもスクリプトを利用してインストールなどを行いますので、この作業方法を忘れないようにしてください。
また、この実行のパーミッションの変更は、instCsファイルを右クリックして、ファイルのプロパティを選び、パーミッションタブをクリックし、実行の所を「すべて」にすることでも可能です。

Xamarinをインストール

　windowsの Visual Studio と同じような使用法でプログラムを開発できます。teratermしか使えない場合はインストールする必要は有りません。
Xamarinをインストール
sudo apt-get install monodevelop

.Netのライブラリをインストールする

以下のスクリプトをホームディレクトリに作り、実行しインストールしてください。
.Netのライブラリをインストール
mkdir gpio_csharp
git clone git://github.com/cypherkey/RaspberryPi.Net.git
cd RaspberryPi.Net/RaspberryPiDotNet
msbuild RaspberryPiDotNet.csproj
cp bin/Debug/RaspberryPiDotNet.dll /home/pi/gpio_csharp/
　4行目のmsbuildはバージョンによってはxbuildに直してください。
　gpio_csharpいうディレクトリが作られその中にRaspberryPiDotNet.dllというファイルができます。これがライブラリです。

bcm2835をインストールする

　次にIOを操作するためのライブラリを追加します。

bcm2835をインストール
wget http://www.airspayce.com/mikem/bcm2835/bcm2835-1.55.tar.gz
tar -zxf bcm2835-1.55.tar.gz
cd bcm2835-1.55
./configure
make
sudo make check
sudo make install
cd src
cc -shared bcm2835.o -o libbcm2835.so
mkdir /home/pi/gpio_csharp/
cp libbcm2835.so /home/pi/gpio_csharp/
sudo cp libbcm2835.so /usr/lib