圧電効果
圧電効果(あつでんこうか)とは、圧電体に圧力(力)を加えると、圧力に比例した電荷が現れる現象をいう。また、逆に電界を印加すると圧電体自体が変形する現象は逆圧電効果とも言われるが、この現象も含めて圧電効果と呼ぶ場合もある。この圧電効果は、ライターの点火等に用いられている。



派生クラス
C#、Javaなどのオブジェクト指向言語において、あるクラスを継承して作成したクラスを、派生クラスという。継承元のクラスは基底クラス(ベースクラス)と呼ばれる。

 派生クラスからは基底クラスのpublicおよびprotectedメンバへのアクセスが可能。また、基底クラスのメンバ関数や演算子をオーバーライドすることもできる。



VM
 コンパイラによって生成された中間コードによるプログラムを解釈・実行する環境。  VMでは、中間コードを逐次解釈しながら、プログラムの実行を制御する。機能の1つであるガーベジコレクションもこのVMで実行される。最近では中間コードをそのまま実行するのではなく、JIT(Just-in-time Compiler)を用いて、中間コードをネイティブコードに変換し、プログラムを高速に実行できるようにした環境が多くなっている。



コンパイル
 コンパイラを利用して、高級言語で記述されたプログラムコードを低レベルなマシンコードに変換すること。



RS232C
 RSは「Recommended Standard」の略。RS-232はEIA(Electronics Industry Association)が策定したシリアル通信の標準規格。25ピンのD-Subまたは9ピンのD-Subコネクタを用いる。規格上は25本の信号線すべてに対してその目的とタイミングが規定されているが、実際のデバイス接続では、このうちの数本しか利用されないことが多い(シリアル通信であるため、データを送る線はただ1つのみ)。'94年にこの規格の正式名称はTIA/EIA-232-Eとなったが、現在でも一般にはRS-232規格と呼ばれることが多い。



ランダムウォーク
花粉の中の微粒子を顕微鏡で観察すると、生き物のように動きまわる不規則な動きを見ることができます。この現象は、初めてこれを詳細に調べた植物学者ブラウンの名前をとって、ブラウン運動と呼ばれています。また、これは前後不覚になった酔払いの歩行とよく似ています。一般的にこのような不規則な運動はランダムウォークと呼ばれ、確率や統計の問題と関連しています。物理の対象として拡散現象や雑音の問題に現れ、一方でゴムのような高分子の性質とも関係します。最近では,金融工学などでもランダムウォークに関連する議論がなされています。



バックトラック法
 コンピュータで数学的な問題の解を探索するアルゴリズムの一種で、もっともポピュラーなものの一つ。

 ある解を求めるときに、可能性のある手順を順に試していき、その手順では解が求められないと判明した時点で一つ前の状態に戻って別の手順を試す、という方法。

 すべての可能性をしらみつぶしに試していく方法に近いが、計算途中で絶対に解が出ないと分かった可能性は最後まで計算せずにその場で諦めて引き返すため、純粋な総当りよりは効率がよい。

 解を求めるのにかかる時間はばらつきが大きく一定しないが、もっとも単純で記述しやすい方法であるため、広く用いられている。



ガーベージコレクション
Garbage Collection

別名 GC

OSのメモリ管理機能の一つ。プログラムが使用しなくなったメモリ領域や、プログラム間の隙間のメモリ領域を集めて、連続した利用可能なメモリ領域を増やす技術。これが不完全なOSは次第に利用可能なメモリが減ってゆくため、一定期間ごとに再起動を強いられることになる。Java言語の実行環境(JVM)は自身がガーベジコレクション機能を持っており、Javaプログラマがメモリ管理に気を使わなくてもいいようにしている。